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GameGeek

ゲームとゲームと時々映画

【Dead Cells】ローグライク+メトロイドヴァニア=ローグヴァニア  ランダム要素を上手く組み合わせた爽快感ある2Dアクション

 

Dead Cells プラットフォーム PC(Steam)

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レビュー

 日本では不思議なダンジョンシリーズで親しまれているローグライクゲームだが、PCゲーム業界ではローグライクゲーム元祖Rogueから始まり数多くのローグライクゲームが今なお登場し続けている。本作もそんなローグライクゲームの一本である。悪魔城的なランダムダンジョン生成に数多くの武器・道具、加えてそれらにディアブロライクなランダム効果付与と好きな人にはたまらないシステムが実装されている。当然ローグライクにはおなじみ死んだら最初からやり直しではあるが、上記のランダム要素とうまくマッチしリプレイ性が非常に高くなっているゲームだ。

 

肉体は死んでも細胞は覚えている

 

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 本作の主人公は細胞の塊だ。ゲームは毎回牢獄で死んだ囚人の肉体を乗っ取るところから始まる。ここから武器を片手にモンスターが蔓延る島を探索し脱出することが目的である。初期装備はゲーム開始時点では剣と盾と弓これら3つのうち2つから選ぶことが出来る。道中には様々なモンスターが出現しそれぞれが異なった攻撃手段で主人公に襲い掛かってくる。モンスターの攻撃によるダメージは非常に大きい。ローリングによる回避や盾での防御を怠りゴリゴリ攻撃していると逆にこちらがすぐに倒されてしまうようなバランスになっており、力押しだけでは決してクリアすることが出来ないだろう。しかし、各モンスターの行動は基本的にパターン化されているので、最初こそ防御や回避のタイミングが分からず何度も倒されてしまうだろうが、繰り返しのプレイの中で適切な対処ができるように自分が成長していくのがわかるはずだ。「死んで覚える」のもローグライクの醍醐味だ。

 

ランダム生成されるダンジョンを駆け抜けろ

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 主人公が探索する島はいくつかのステージに分かれている。スタート地点となる牢獄や城壁、墓地や地下水道などそれぞれが特色を持ったマップになっている。マップの構造はプレイするたびに変わり、宝箱やアイテムの配置、ショップの位置なども全てランダムになっている。また、道中に出現する中ボス的なモンスターを倒すことでルーンと呼ばれるアイテムを入手することが出来る。ルーンは死んでもなくならない唯一のアイテムで、ルーンを入手することにより新たなステージへのルートを開くことが出来る。死んで覚えての繰り返しのプレイが前提となる本作でダンジョンのランダム生成だけでなく最終ステージへのルートが複数あるというのは、繰り返しの中でも様々な体験ができる嬉しい点だろう。 

 操作も基本的には移動・攻撃・道具使用・ジャンプ・回避の5つのみであり簡単な部類である。移動は素早く各種アクションに関してもモッサリとした感じはなくスムーズに行うことができる。アーリーアクセスの現段階で個人的には操作性に関しては文句の付け所がなく、爽快感・疾走感あるプレイが出来るだろう。

 

2種類のキャラクター強化

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f:id:tei4sei:20170516221717j:plainf:id:tei4sei:20170516221614j:plain※上段がスクロールによる強化 下段がセルによる強化

 

 本作には2種類のキャラクター強化がある。道中手に入るスクロールによる強化と、モンスターを倒した際にドロップするセルを使用した強化だ。

 スクロールによる強化は体力・筋力・技量3項目ステータスのいずれかを成長させることができる。ステータスをさせることで体力増加・武器による攻撃力増加・道具のリキャスト短縮および効果のアップといった恩恵を受けることが出来る。どのステータスも有用で強化による恩恵も大きいものではあるが、スクロールによる強化は一度死んでしまうと全てリセットされてしまう。

 対してセルによる強化は死んでしまってもリセットはされない。こちらは回復ポーションの使用回数のアップや武器・道具の強化、また道中設計書を入手できていればセルを使用し新武器・新道具をアンロックすることが出来る。他にも探索が楽になるような様々な要素をセルを使用することでアンロックできる。こちらの強化はステージとステージの間に存在する研究所にて行うことが出来る。セルや道中のショップと一部扉で使用することになるゴールドは死んでしまうとドロップしてしまい取り戻すことは出来ないので、道中集めたセルを使用するためにはステージをクリアすることが必須になる。

 

ランダム効果が付与されたアイテム達

 

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 ローグライク系やハクスラ系のゲームをプレイする際に筆者が一番重視しているポイントがこのランダム効果。同じ装備でも異なる効果が付与されている事で装備の吟味という要素をゲームに提供してくれる。付与される効果はステータスの強化や特定の状態異常が付与されているモンスターに対しての攻撃力アップ、仲間モンスターの召喚や特殊地形の無効化空中ジャンプ回数アップ等様々な効果が武器や道具に付与されている。有利な効果ばかりではなく被ダメージ2倍などといった不利な効果も存在しているが、そういった装備はデメリットを打ち消すほど強力な効果が付与されていることもある。装備次第でガラッと難易度が変わるのもこのゲームの魅力ではないだろうか。ディアブロ系ハクスラが大好きな筆者としては大満足。

 

 終わりに

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  日々新作が開発され続けているPCインディーズ業界。玉石混合やってみないと分からない様々なゲームがあるが、『Dead Cells』はローグライク好き・トレハン系ハクスラ好き・メトロイドヴァニア好きな人々に間違いなくお勧めできる作品だ。アーリーアクセスになったばかりの記事執筆現在では11のステージと2体のボス、50程のアイテム類が実装されている。開発進捗度としては8ヶ月から1年程後発売を予定している製品版に対して40%から50%程度とのことで、製品版に向けて新ステージや新アイテム新モンスター、実績システム等更にコンテンツを充実させていくとの事だ。数十時間遊べるポテンシャルを既に持っている本作が製品版でどのような進化を遂げるのか非常に楽しみである。